会社概要

理事長ご挨拶

理事長 村上 堯

平成30年4月1日

一般社団法人日本卸電力取引所

理事長 村上 堯

   一般社団法人日本卸電力取引所は、電気事業法第97条第1項に基づく指定を受けた卸電力取引所です。現物の電気の売却先を探している事業者(発電事業者)と電気の需要を満たすために電気を調達したい事業者(小売事業者)の間で、翌日渡しの電気の売買を行う1日前市場(スポット市場)及び実需給の1時間前まで調整的な取引ができる時間前市場(1時間前市場)などを開設し取引機会を提供しています。中でも、スポット市場の取引価格は、指標性のある価格として電気事業の発展に資することが期待されています。

   主力市場であるスポット市場の2017年度取引量は、約586億キロワット時となりました。これは全国販売電気量の約7パーセントのシェアに当たります。前年度が、約230億キロワット時で約3パーセントでしたから、この1年間で飛躍的に伸長しました。主たる要因は、旧一般電気事業者によるグロスビディング(社内取引を一部市場経由化するもの)の取り組みがあげられるほか、最近になって電気小売事業に参入した事業者による調達需要が増加していることです。因みに、2018年3月末現在の取引参加者数は、135社です。こうしたことから、価格の指標性は向上しつつあると考えられますが、たとえば、欧州の電力取引所のシェアは20から30パーセントないしそれ以上であり、我が国においても、価格の指標性や透明性に優れる取引所の取引量がさらに拡大することが望ましいと考えます。

   当取引所としては、取引所機能やサービスの拡充に努めて、取引参加者の利便性を増すとともに取引所の運営をより堅確なものとすべく取り組んでいます。その一つとして、売買取引の決済および預託金の管理などにかかる清算参加者制度をなるべく早期に導入し、清算サービスとリスクマネージメント機能の向上を図る所存です。そのほか、国が進める電力システム改革に予定された間接オークション導入に伴う経過措置の運用等、期待される役割を果たしてまいります。

   今後とも、取引参加者をはじめ関係の皆様のご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。

PageTop